何故SWC、ADLが“ネオナチに資金を送り、庇護をする米国”を非難しないのか、に注目する世界では

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  米国がネオナチに資金を与えていることが明らかになったわけですが、何故SWC、ADLは、現代のナチスに資金を拠出し、表向きでもそれが一構成である新政権を庇護している米国を非難しないのか。一極が「反ユダヤ」と反「反ユダヤ」の両役をやっているにおける反「反ユダヤ」の役であることが構図です。今回、ウクライナの政権転覆でネオナチを人手として充てがったわけで、ネオナチではないことにしておきたいのです。米国政府、EUのみならず、SWC、ADLも。

何故SWC、ADLが“ネオナチに資金を送り、庇護をする米国”を非難しないのか、に注目する世界では。


ウクライナ、ロシア、クリミアのこみ入った歴史
ロシアの声 7 3月 2014, 21:06
http://japanese.ruvr.ru/2014_03_07/268471004/
より
  1990年代末から2000年代の初め、ウクライナ政権はステパン・バンデラを賛美するキャンペーンを展開した。バンデラは超国粋主義者で、ナチスドイツの共犯者で排露派だった人物だ。バンデラの一味はウクライナの一般市民を殺し、強姦し、ポーランド人、ユダヤ人、ロシア人の大量殺戮を展開したが、これが「ウクライナ独立の闘士」として掲げられたのだ。  

  反ロシアのプロパガンダは西側外交の加担もなしに、近年激しさを増していた。圧力が増したのはクリミアの行政、議会、住民に対してもそうだった。クリミア半島は、ソ連崩壊後、ウクライナの一部として留まることへの補償として与えられた自治権をほぼすべて失った。クリミアでは、ウクライナ全土も同様だが、ロシア語への弾圧がますます強まり、ロシアとの文化、宗教、経済的関係を維持しようとするロシア関連の組織やロシア語を母語とする人の組織に圧力がかけられるようになった。  

  これがクリミア半島で60%以上を占めるロシア人たちの不満を呼んだ。特に憤慨を買ったのは、第2公用語としてのロシア語の地位を廃止する法律だ。これが2014年2月、憲法に反して行われたクーデター後、ウクライナ新政権が最初に採択した法律のほぼ筆頭に挙げられていたのだ。新政権は、「ロシア政府の手先である」ロシア系組織と闘うためにクリミアに国粋主義組織の武装戦闘員を送り込むと直接脅迫を吐いた。  

 「クレムリンの陰謀」ではなく、まさにこれがクリミアの市民の背中を押し、彼らはロシア連邦に助けを求めてきたのであり、何世紀にもわたってクリミアがその一部であったロシアに、一構成体として戻る道を考えさせてしまったのだ。


ロシア、ウクライナという課題
ロシアの声 4 3月, 17:12
http://japanese.ruvr.ru/2014_03_04/268044483/
より
生命の危険を覚えたヤスコーヴィチがキエフから逃げ出した後、反体制派はあらゆる法的プロセスに違反して、新政府を樹立し、これに国粋主義者らの代表が入った。誰にも選ばれることなく政権の座についた者たちが最初にとった決定のひとつが、ウクライナでロシア語の使用を禁止することだった。これはロシア人が人口の半数以上を占めるクリミア自治共和国およびウクライナ南東部で激しい怒りを招いた。これらの地域は新政権を承認することを 拒否した。これを受けてキエフの急進主義の政治家らはウクライナ全土を統べる政権を武力で樹立することを約束したのだった。 

    国粋主義者の武装戦闘員らはクリミア自治共和国ウクライナ東部地域での権力掌握を試みたが、失敗に終わった。これによって明らかになったのは、キエフの新政権は自分たちを認めようとしないクリミアや東ウクライナの市民に対して武力行使に歯止めをかけないということだった。これがきっかけとなって内乱に発展する恐れもあった。そこでクリミアと東ウクライナの政治家と市民はロシアに支援を要請したのだ。国粋主義者の武装戦闘員による内乱を食い止めるため、プーチン大統領は上院(連邦議会)からウクライナ領内におけるロシア軍動員についての承認を得た。決定はとられたが、これは今の段階では実現化されていない。そして将来、実現されないことを望むしかない。一方、ロシアが同胞に示した支援と擁護の構えは、のぼせ上がったキエフの新政権には冷や水となり、クリミア、東ウクライナの市民らは逆に鼓舞された。クリミアの市民は、法的根拠を得て、セヴァストーポリに駐留するロシア海軍基地のロシア人軍人らと協力し自警団を組織した。これが功を奏して、クリミアに武器、弾薬、爆薬を運搬しようとする試みが阻止された。

 

そして、クリミア自治共和国の議会は6日、ロシアへの編入を求める決議をした。そして、自治共和国の地位に関する住民投票を30日から16日に前倒しし、その内容は、「(1)ロシアの連邦構成主体としての編入に賛成するか(2)(ウクライナからの独立を定めた)1992年共和国憲法の復活に賛成するか(クリミアはソ連崩壊後の92年、ロシアの支援で「独立宣言」した経緯がある)」を問うもの。 


実際に住民投票を経てどうなるかは、ロシア側との調整も踏まえて動いていくと思いますが、クリミア自治共和国はこのように明確な意思表示を図っています。何れにしても、如何にユダ金がロシアを悪者に見せようとしていることかがわかると思います。