【中国情勢の続報】広東省で、覚せい剤村の摘発、大規模の売春取り締まり。

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中国情勢、重要であると思いますので、続報をお伝えしていきます。


江沢民派・上海閥に対するガサ入れの模様。

 

広東省は、過去から江沢民派・上海閥の影響がかなり強いとか・・・。

 

その広東省で、覚せい剤村の摘発、大規模な売春の取り締まり。中国全土でかなりの市場占有率がある模様の覚せい剤村へは、武装警察など約3千人を動員し、ヘリコプターや船も使用し、陸海空から村を包囲。もう、国家規模のガサ入れであることは、推測に固くないと思います。そして、中国最大の売春都市の東莞市の売春にガサ入れ。なんと6700名以上の警察官が参加。しかも、国営の中国中央テレビ(CCTV)が実態を報じたのをキッカケに、大規模な取り締まり。中国中央テレビがまず報じていることと、今までの伝わって来ている中国情勢の経緯も踏まえて、現在の習近平指導部が完全に動いていると見てよいと思います。また、同省のトップとして胡錦濤前主席の腹心と言われる胡春華党委書記が指示していることは、現在の中国指導部における習近平胡錦濤側との折り合いも測ることができうると考えます。完全に江派に取り掛かっている模様です。

 

中国次期最高指導者候補 反腐敗巡り8か月で15回脅迫された
NEWS ポストセブン 1月22日(水)7時5分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140122-00000001-pseven-cn
 中国では現在、習近平国家主席が先頭に立って、腐敗撲滅キャンペーンの指揮をしているが、地方幹部の抵抗は並大抵ではないようだ。とりわけ経済先進地の広東省江沢民元主席を中心とする上海閥の影響が強く、同省トップで、習主席の次の最高指導者として下馬評が高い胡春華・同省党委書記(党政治局員)は一昨年12月の就任以来、8か月間で15回も電話や郵便などによる脅迫を受けたというから深刻だ。

  広東省は1998年から2008年までの10年間、上海閥の最高幹部である李長春氏と張徳江氏がトップを務めた。また、やはり上海閥張高麗氏も1984年から2001年まで広東省で行政経験を積み、深セン市党委書記や省党委副書記などを歴任。これら3氏はいずれも党最高幹部である党政治局常務委員を務めており、党内の発言力が強い。

  広東省における上海閥の影響力を排除しようと、胡錦濤前主席は2008年3月に腹心で、中国共産主義青年団共青団)閥の汪洋・党政治局員を広東省のトップに送りこんだ。汪氏は2009年、同省政協主席や深セン市長、元広東省規律検査委書記、元同省公安庁副庁長ら上海閥の息がかかった幹部を腐敗容疑で逮捕する荒技をやってのけた。

  汪氏の後任で、やはり共青団閥の胡春華氏も就任してから8か月間で20人以上の幹部を逮捕するなど幹部の腐敗に対して厳しい態度で臨んでいる。

  ところが、黙っていないのが上海閥の幹部らで、呉邦国・元全国人民代表大会全人代)委員長や李長春張徳江氏らが続々と視察の名目で広東省を訪問。この狙いについて、「上海閥が関わっている腐敗問題に関わらないよう胡氏に無言の圧力をかける目的がある」と香港メディアが伝えている。

  また、広東省内でも胡氏への圧力は日増しに強くなっており、分かっているだけで、胡氏への脅迫は15回に及んでいる。このため、胡氏は身の危険を感じ、党中央に腐敗撲滅のための援軍を要請。党中央は工業情報省次官の馬興端氏を広東省党委副書記として派遣し、さらに人民解放軍参謀部の精鋭4人を胡氏のSPとして送りこんだ。

  胡氏は習氏の党総書記の任期が切れる2022年10月以後、次期最高指導者に就任するとの下馬評が高い。このため、上海閥に近く、共青団と距離を置く習氏らが逆に、胡氏のスキャンダルを暴くために、習氏に近い現役の次官や軍の精鋭を広東省に送りこんだとの見方もネット上で囁かれているという。

 

最後の段落にあるネット上で出された憶測については、根拠を示しているものではないので、憶測は憶測として、あまり真に受ける必要はないと思います。習近平と胡派との間に疑心暗鬼や軋轢をつくろうとする抵抗勢力による怪文書の可能性もありますので。

 

大規模な「売春」取り締まり 中国・広東省東莞市
テレビ朝日系(ANN) 2月11日(火)13時12分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20140211-00000018-ann-int

 

中国:「性都」売春一斉取り締まり 警察幹部も停職処分
毎日新聞 2014年02月10日 19時58分(最終更新 02月10日 20時15分)
http://mainichi.jp/select/news/20140211k0000m030047000c.html
より
国営の中国中央テレビが9日午前、こうした実態を大々的に報道。広東省トップの胡春華(こ・しゅんか)党委書記が指示し、警察が6000人以上の捜査員を投入して摘発に乗り出した。省公安当局の幹部は「省全土で売買春や薬物犯罪を徹底して調査する」としており、厳罰姿勢を強調している。

 

覚せい剤村」で3トン押収 中国広東省、182人拘束
産経ニュース 2014.1.3 22:51 [中国]
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140103/chn14010322530005-n1.htm

 

参考過去記事:
2014-02-08  
【中国情勢】習李の陣営と江派。西洋メディアが援護射撃をするが江派の衰落は既に定まった大勢。
http://santyu67.hatenablog.com/entry/2014/02/08/153300
2014-01-30 05:11:08
【中国情勢をうかがう】中国語サイト「反腐敗の火燃は江沢民に近づいている」
http://ameblo.jp/uhauhaoasd1/entry-11760795519.html